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本日、東京の天気は曇り。雨も少し降っていて、肌寒い天気です。
こんな時、僕はブルージーな南国音楽を聴きたくなります。

バハマのジョセフ・スペンスによる“Jump in the Line”。ライ・クーダーにも多大な影響を与えた名ギタリスト。僕も大好きです。




西パプアのラニ・シンガーズの“Pepera”。今はイギリスに住んでる夫婦デュオで、今年に入ってリリースされたアルバムではヨレヨレの南国ブルースを堪能できます。




マダガスカルのデ・ガリによる“Samby lomay”。数年前に来日した時に少しだけ話をさせていただいたことがあったけど、マダガスカルはマレー系の血を引いてる人も多いだけに、どこかアジア系の顔立ちをしてるのが印象的でした。



それぞれカリブ〜ポリネシア〜インド洋の音楽家たちだけど、そこに共通する〈島ヴァイブス〉を感じ取るのも面白いかと。
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by hazimahalo | 2009-05-28 10:24 | 南太平洋
なんだかしょっちゅうトリニダードのことを書いてる気がしますが……まずは、フェイ・アン・ライオンズの“Heavy T Bumper”をお聞きください。

こちらは音声のみ。



こちらはソカ・モナークでのパフォーマンス。



うーん、そこはかとなく溢れ出るオールドスクール・ソカ・ヴァイブスがたまりません。
彼女は今年のソカ・モナーク二冠/ロード・マーチをまとめて取ってしまった、現代ソカを代表する歌姫。僕が行った2008年のカーニヴァルでは“Get On”でロード・マーチを取っていましたが、ソカ・モナーク二冠っていうのは凄い。野球でいえば、三冠王+年間MVPぐらいのノリ?

で、この“Heavy T Bumper”は、ほとんどトランスみたいになってる近年のソカの潮流からすると、思いっきりオールドスクール。
カーニヴァル終了から3か月経っているので最新ヒットというわけではありませんが、こういう曲が突然出てくるのが面白いし、トリニダード人のクリエイティヴィティーも感じさせる。

ちなみに、ジャマイカのSwagga Daggaリディムも、不思議なバック・トゥ・ルーツ感があってナイス。スカというかクンビアというかブギというか……ヘンなリディムだなぁ。「なんだ、これ?」なリディムを連発していた2000年代初頭のダンスホールを連想させます。


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by hazimahalo | 2009-05-27 04:33 | カリブ
今回日本盤としてリリースされるファースト・アルバム『Trippie Town』のライナーノーツを書くため、今日は1日チェ・スダカを調査中。

そんななか、驚愕の映像発見!

Gogol Bordello+Che Sudaka singing "Mala Vida"



うーん、チェ・スダカ×ゴゴル・ボルデロの組み合わせで“Mala Vida”(マノ・ネグラ)のカヴァーとは。音・映像ともに超ロー・クォリティーですから、ファン以外には「何だ、これ?」ってな映像かもしれないけれど、僕はソートー燃えました。

詳細不明ながら、会場はサンチアゴ・デ・コンポステーラらしい。ふと立ち寄った古都でこんなライヴをやってたら……そんなの絶対つまんないはずないじゃないですか。

それにしても、昨日はカリプソ・ローズの原稿のためにトリニダードについて調べ、今日はバルセロナについて調べる。楽しくてしょうがないです。
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by hazimahalo | 2009-05-24 19:39 | 地中海
カリプソ・ローズの新作『Calypso Rose』のライナーノーツを書くため、自室をひっくり返しながらトリニダード関連の資料を読みあさる(その全てが英語だから、これまた普段とは違う脳ミソを使うのです)。

カリプソ・ローズは40年、トバゴ島生まれ。紛れもないクイーン・オブ・カリプソで、現在の女性ソカ・アーティストたちにも尊敬されている偉人。
彼女のキャリアについてはライナーノーツでたっぷり書こうと思っているので、ひとまず「新作『Calypso Rose』は最高なんで、ぜひ日本盤を買ってね!」とだけ書いておこう。

d0010118_1134818.jpg資料をひっくり返していくなかで発掘(?)されたのが、購入したものの未見だったDVD「Calypso@Dirty Jim's」。これを買ったのはマイティ・スパロウの来日公演の時。確か5日間の公演中3公演に足を運び、あまりの感動ぶりに楽屋まで押し掛けてスパロウ大先生にサインももらっていたのだった(←ちょっと自慢)。

で、今更ながら観てびっくり。スパロウ、カリプソ・ローズなど大御所たちに加え、デストラやショーウェイン・ウィンチェスターなど現在のトップ・ソカ・アーティストも出演し、カリプソとソカについて熱く証言しているのだ。特にカリプソを取り巻く50年代の状況の証言などはいずれも生々しく、僕も知らないエピソードが盛り沢山だった。
いわば〈トリニダード版「RUFF N' TUFF」〉。隅々まで細かく作られているし、カリプソ愛好家ならば絶対に観ておくべき。もしかしたら渋谷のCOCO ISLE MUSIC MARKETでは売ってるかも? というか、今まで観てなかった自分がイヤになりました……。

ダンスホール・ファンにもお馴染み、T.O.Kもリメイクしたカリプソ・ローズのヒット曲“Fire Fire”を今日はお届けします。


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by hazimahalo | 2009-05-23 01:19 | カリブ
LIKKLE MAIさんから新しい新曲「Come Together For I&I」のヴァイナルが送られてくる(MAIさん、ありがとうございます!)。

d0010118_253452.jpgLIQUIDROOMでお会いした時にCDRでいただいていたんだけど、やっぱりヴァイナルだと音がふくよかでいい感じ。
何よりもこの曲、メチャクチャ格好いいです。ドラム&ベースがウネりまくるステッパー・チューンで、そこに乗るMAIさんも鳥肌モノの素晴らしさ。こんな彼女を聴きたかった、という人も多いはず。
MAIさんはアルバムも制作中のようで、この7インチを聴くかぎり、そちらもかなりの仕上がりになりそう。楽しみ!

そういえば、先日COOL WISE MENに取材してきたんだけど、彼らのニュー・アルバム『RUNDOWN』にもMAIさんはフィーチャーされていた。こちらのほうはキレッキレのスカ・チューン。WISE MENの篠田さんも言ってたけど、MAIさんはスカとの相性もいいですね。こっちもかなり格好いい!

ちなみに、COOL WISE MENの『RUNDOWN』、このアルバムは凄いです。
イッチーさん(元DETERMINATIONS)が加入したことが影響したのか、ひとつひとつの音から漂う気迫が違う。小細工一切ナシ、メロディーとリズムで勝負!って感じの内容で、個人的にはデタミ活動休止以降ずっと抱えていたモヤモヤがようやく晴れた感じ。1曲1曲が持つ風格は、これまでのCWMの作品でも最高峰のもの。前からCWMは最高のバンドだと思っていたけれど、正直ここのまでの傑作をモノにしてしまうとは思わなかった! 

MAIさん、CWMともに、活動を開始したのは90年代のこと。
それから10年以上経って、年月分の味合いが出てきたのでしょう。彼らのファンとしては嬉しいかぎりです。

なお、MAIさんの「Come Together For I&I」は以下のMyspaceで視聴可能。
LIKKLE MAI Myspace

また、以下のYoutube動画は昨年のCWMのライヴより。イッチーさんのトロンボーンと内田(直之)さんのダブワイズもいいお味。


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by hazimahalo | 2009-05-22 02:55 | カリブ
まず、前回のお詫びを。
イタリア語で「駅」のことを「エスタシオン」と書きましたが、それはスペイン語。イタリア語は「スタチオーネ」ですね。いやー、お恥ずかしい。大変失礼いたしました。

先日、以前の日記にも書いたアフェル・ボクムの取材に行ってきた。
マリはニジェール川沿いの村、ニアフンケの農業アドヴァイザーでもあるからか、非常に温厚で知的な印象の方。ギタ−2本、球体太鼓のカラバシュという編成で行われたライヴのほうも——ティナリウェンなどトゥアレグのサウンドと比べると——よりまったり・ほっこり。
今回は外務省主催のアフリカン・フェスでの2公演だけだったけれど、次はもっと大人数編成のライヴも観てみたい。

明後日はフィンランド・ヘルシンキのエスノ・メタル・バンド、アラマーイルマン・ヴァサラットの取材。ヘルシンキには3日だけ滞在したことがあるが、この屈折感、神経症的なところはいかにもヘルシンキ的だなぁ。取材が楽しみです。

Alamaailman Vasarat - Astiatehdas

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by hazimahalo | 2009-05-19 15:38 | お仕事
今日は半日かけて、南イタリアはレッチェのバンド、ジーナの最新作『Afreeque』のライナーノーツ書き(ここ最近、各地の素晴らしい作品の解説を書かせていただくことが多くて、感謝するばかり)。

以前このブログでも書いたけれど、南イタリアは本当に大好きな場所。
いつか3か月ぐらいかけてゆっくりと回ってみたいなぁ、と思っているほど、とても思い入れが強い。

イタリアにはじめて上陸したのは、ギリシャのパトラからフェリーに乗り、10時間近くかけて辿り着いたバーリという町だった。まだ店も開いていない早朝。しかも天気は雨。そのなか、港から10分ほど歩けば着くはずの駅に僕らは向かっていた。

はじめてのイタリア。もちろん言葉も分からないし、右も左も分からない状態。そのなかで重い荷物を抱えて歩くのは結構大変だった。しかも寝起きだったせいか、まんまと道に迷ってしまう始末。腹は減ってるし、眠気は最高潮だし……その時僕らに声をかけてきたのは、まるでナンニ・モレッティの映画に出てきそうな、典型的イタリアのオバちゃんだった。青い顔をしてズブ濡れの僕らがあまりにも悲惨に思えたらしく、救いの手を差し伸べてくれたのだった。

とりあえず僕らは「エスタシオン!(駅)」と連呼するしかできないわけだけど、それを察知したオバちゃんは一気に道順をイタリア語でまくし立てる。スペイン語ならともかく、イタリア語なんて「ボンジョルノ」と「ボーノ」ぐらいしか分からない僕らは棒立ち状態。
そこでオバちゃんが取った作戦は、まさかのボディ・ランゲージ作戦(笑)。
「(手で円を描いて)アルコ! アルコ! (その円に手を真っすぐ伸ばして)エスタシオン! エスタシオン!」
その間、わずか5分間。オバちゃんはオーヴァーアクションのために軽く息切れしていた気もするけれど、僕らはそのオバちゃんのおかげで何とか駅に辿り着くことができたのだった。

僕は南イタリアというと、真っ先にそのオバちゃんを思い出すし、その横を通り過ぎていく魚屋やヨレたジイさんを、そして早朝のバーリの街並を思い出す。
その3週間ほどのイタリア滞在では楽しいこともムカつくことも軽いトラブルもあったけれど、全部ひっくるめて忘れられない旅になったことは確か。
今度イタリアに行くときは、せめて「お嬢さん、駅への道順を教えてもらえませんか?」ぐらいのイタリア語は覚えていこうと思う。また、どこかのオバちゃんにボディ・ランゲージで教えてもらうのも悪いしね。

ジーナの前作にあたる『ZIna』より、スド・サウンドシステム周りのレゲエDJ、ドン・リコをフィーチャーした“Taiala”を。


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by hazimahalo | 2009-05-15 00:56 | 中南米
ひさびさの更新になってしまった。

この間、ひとつ大きかったのが、キヨシローの逝去。
ここで長々と書くものでもないと思うけれど、僕にとってとても大きな存在の人だったので、亡くなった直後はとにかく混乱してしまった。
その混乱した気持ちのまま文章を書くのもなかなか大変なもので、仕事もなんとかこなす有様(情けない)。

とりあえず、葬儀に行って最後に一言言えたことでやっと心の整理が付いたし、長らく放置していたこのブログも前以上のペースでアップしていくつもり。
宜しくお願いいたします。

ひとまず今週末の情報を。
面白そうなイヴェント盛り沢山ではありますが、僕は取材もかねて「アフリカン・フェスタ2009」の一環として行われるアフェル・ボクムのライヴに行く予定。
アリ・ファルカ・トゥーレの甥にあたる音楽家で、デーモン・アルバーンらとの『Mali Music』(2002年)にも参加していた人物。ライヴの後は本人に話を聞くことになっているので、アリ・ファルカ・トゥーレのことなどいろいろ聞いてこようと思っている(掲載は「ラティーナ」誌にて)。

ライヴの詳細はこちらまで↓
アフリカン・フェスタ2009


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by hazimahalo | 2009-05-14 03:23 | アフリカ