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ILL-BOSSTINOとの会話

今日は夕方から恵比寿でILL-BOSSTINO(THA BLUE HERB/以下TBH)の取材。

BOSSさんはTBHの最新作『LIFE STORY』の時に取材させてもらってるから、今回で2回目。
前々作『SELL OUR SOUL』の際は当時関わっていた雑誌のエディターとして取材に同行していたので、お会いするのは3回目か。

前回の取材の際、彼はTBHおよび自身が「開けてきた」と話していた。
それはTBHの作品/メッセージ自体がよりオープンマインドなものとなり、なおかつ彼の人生観自体に変化があったことも示しているんだろうけど、実際、『SELL OUR SOUL』からしばらくの時を経てお会いしたBOSSさんはそれまでのヒリヒリした雰囲気がなくなっていて(ライヴの際の、凄まじいまでの緊張感は全然変わらないけれど)、なんだかフレンドリーに接してくれたことを思い出す。

でも、今日のBOSSさんは前回以上にフレンドリーだった。
だって、会っていきなり「おお、久しぶり! 海外に行ってたんでしょ?」ですよ。その後の会話も弾む、弾む。ニコニコと笑顔を振りまきながら、僕の深読みを時にはやんわりと退けつつ、そして丁重に答えてくれる。
ただ、単に「いい人」なだけならナンだけど、彼の場合は根っこにある考え(信念と言ってもいい)が強靭だから、言葉のひとつひとつに重みと説得力があって、どんどん引き込まれてしまう。会話自体がまるでフリースタイルみたいな研ぎ澄まされ方。

なお今回は、昨年行われたツアーの模様を収めたDVD「STRAIGHT DAYS / AUTUMN BRIGHTNESS TOUR '08」のインタヴュー。
凄い映像集です、これ。身体表現の限界に挑むようなBOSSさんのパフォーマンスに身体がブルブルと震えます。
ただし、ライヴのTBHはもっと凄い。その凄さは言葉にしにくい類いのもので、会場に足を運んでみてください、としか言い様がないのが困りものだけど。

というわけで、今回はTBH“Road To The Underground”を。
結構前の曲だけど、まったく古くならない言葉と音がここにあります。



掲載は次号「CDジャーナル」にて。文字数も結構あるようなので、気合いを入れて書きます。
また、TBHの最新情報はhttp://www.tbhr.co.jp/でチェックを。
by hazimahalo | 2009-02-18 22:19 | お仕事